夫婦関係が悪化して自信をなくしたら、聞いてほしい話
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
夫婦関係が悪化すると、多くの男性が自信を失っていきます。
特に、妻からの厳しい言葉や人格否定的な発言を受け続けることで、
自尊心が徐々に低下していく傾向にあります。
「良かれと思って頑張っているのに、何をやっても怒られる」
過去の私もそんな状態で、完全に自信を無くしている時期がありました。
私のご相談に来てくださる方々も
だいたいの方は自信を無くしてしまっていて、
どうしたらよいか分からない・・・
という状態で相談に来られます。
そこで!
今回はそんな自信を無くした夫が、もう一度自信を取り戻し、
夫婦関係に前向きに向き合えるためのヒントをお届けします!
フェンシング日本代表キャプテン・松山選手が、ラジオ出演時に話されていたオリンピックの経験から、
自信を取り戻すためのヒントを探ってみましょう!
夫婦関係悪化による自信喪失の原因
夫婦関係において自信を失う要因は主に二つあります。
一つは、配偶者からの厳しい言葉や批判的な態度です。
「何をやってもダメ」
「妻の役に立っていない」
という感覚が積み重なることで、自己肯定感が低下していきます。
もう一つは、配偶者の言動に対して感情的に反応してしまうことです。
理性では
「反応的になってはいけない」
「言い返してはいけない」
とわかっていても、
自己防衛本能から思わず言い返してしまう。
そして夫婦喧嘩に突入していく・・・
その後で「また言い返してしまった・・・」と後悔し、
さらに自信を失うという悪循環に陥ってしまいます。
オリンピック選手から学ぶ自信回復の秘訣
ここで参考になるのが、フェンシング日本代表キャプテン・松山選手の経験です。
パリ五輪で個人戦敗退という挫折を味わった松山選手は、
6日後の団体戦で見事に金メダルを獲得しました。
その時の経験を松山選手はラジオでこのように語っていました。
『個人戦で金メダルを目指して、東京五輪からの3年間を必死に頑張ってきました。
なので個人戦で敗れた時に、完全に心が折れました。
しかし、その6日後には団体戦が控えていました。
一度心が折れた状態から、団体戦に向かうまでの6日間が、
人生の中で一番苦しい時間でした。』
では、人生で一番苦しい時間をどのように気持ちを立て直したのでしょうか。
松山選手は特別なことは何もせず、4歳からフェンシングを始めて地道に積み重ねてきた努力の実績を信じたことが、
自信を取り戻す唯一の方法だった
と語っています。
積み重ねてきた自分を信じる事ができた時、気持ちを立て直せて団体戦に向かう事ができ、
結果、この競技で日本初めての金メダルを獲得したのです!
この経験は、私たちの日常生活にも大きな示唆を与えてくれます。
小さな習慣から始める自信の回復
この松山選手の経験は私たちの日常にも応用する事ができます!
一般人の私たちはオリンピックで金メダルを取るような偉業は成し遂げられませんが、
自信を取り戻すことは誰でもできるのです!
その方法とは
自分で決めた事を、やり続ける
という事です。
しかも、それはどんなに小さなことでも構いません。
- 毎朝、靴を揃える(たった3秒の行動でも継続することに意味がある)
- 配偶者より先に「おはよう」と挨拶をする
- 決まった時間に特定の家事をこなす
- 寝る前に翌日の予定を確認する
- 食事の後に必ず「ごちそうさま」と言う
- 帰宅時に「ただいま」を必ず言う
これらの誰でも絶対にできる小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に自己効力感が高まっていきます。
特に重要なのは、これらの行動を「やらなければならない義務」としてではなく、
「自分が選択した(決めた)行動」
として捉えることです。
習慣化のコツと「家庭再建の三原則」
習慣を確実に定着させるためには、教育哲学者・森信雄先生が提唱する
「職場・学校再建の三原則」
が参考になります。
- 時を守る
- 場を清める
- 礼を正す
これを私は
『家庭再建の三原則』
として応用しています。
新しい習慣を作る際は、これらの原則に沿った行動を選ぶことで、
より家庭環境に効果的な改善が期待できます。
- 時を守る
- 約束した時間を厳守する
- 家族との予定を大切にする
- 規則正しい生活リズムを作る
- 場を清める
- 生活空間を整理整頓する
- 清潔な環境を維持する
- 心地よい空間作りを心がける
- 礼を正す
- 適切な言葉遣いを心がける
- 感謝の気持ちを表現する
- 相手を尊重する態度を示す
それでも、なかなか新しい習慣をつくるのって難しいですよね。
そんな時には既存の習慣に新しい行動を「くっつける」というテクニックも有効です。
例えば:
- 朝のトイレの後にトイレ掃除をする
- パジャマを脱ぐ前に筋トレやストレッチをする
- 歯磨きのついでに洗面台を拭く
このように、すでに確立している行動に新しい習慣を組み合わせることで、継続的な実践が容易になります。
ぜひやってみてください!
行動が意識を変える
大切なのは、どんなに小さな行動でもコツコツと積み重ねていくことです。
仏教では
身口意の三業(しんくいのさんごう)
という言葉があります。
人格は
- 身体的行為
- 言語的行為
- 意識的行為
の3つで創られると説きますが、
最初に来るのが
身体的行為
なのです。
行動が言葉を作り、意識を作ります。
どんあ小さなことでも良いので、まずは行動をしていきましょう。
その積み重ねが、やがて「自分はできる」という自信につながっていきます。
夫婦関係の改善に直接的な効果がないように見える行動でも、自己効力感を高めることで、
結果的に関係改善の土台となるのです。
毎日の小さな達成感が、自分を信じる力を育て、それが夫婦関係の改善にもつながっていく。
そんな好循環を生み出すきっかけとして、まずは自分にできる小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。
夫婦関係の改善は、決して一朝一夕には実現しません。
しかし、自分を信じる力を取り戻すことで、より建設的なコミュニケーションが可能になり、
少しずつではありますが、確実に関係を良い方向に導いていくことができるはずです。
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!