幸せな家庭を築く【覚悟】の作り方
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
私はコンサルや講座の現場で常日頃から、
夫婦関係の改善は生き方の改善である
という話を、よくしています。
悪化した夫婦関係を改善して、幸せな家庭を築くには
生き方を改善する【覚悟】が必要です。
これまでの生き方では、良い夫婦関係が築くのが難しかったという事が分かったのであれば、
生き方を変えて、自分を成長させる【覚悟】が必要なのですね。
本記事では、
【覚悟】を意識的に作る《作り方》
を解説します!
この記事を最後まで読むことで、【覚悟】の作り方がわかり、
あなたの結婚生活を最高にしていくための、マインドセットをすることができますよ!
目次
1. 【覚悟】の本当の意味:仏教の教えから学ぶ
私たちが日常的に使う「覚悟」という言葉。
実はこの言葉、仏教が語源という事をご存知でしたか?
「覚」と「悟」
という二つの漢字で構成されるこの言葉。
意味は、
「覚」・・・覚る(さとる)
「悟」・・・悟る(さとる)
つまり、
本来「悟りの境地に達すること」を意味していました。
つまり、煩悩の迷いから目覚め、真理を体得し、悟りの知恵を得ることが
「覚悟をする」
ということだったのです。
現代では「決断する」「決意を固める」といった意味合いで使われることが多いですが、
その根底には「何かを悟る」という深い意味が隠されています。
この観点から考えると、幸せな家庭を築くための覚悟とは、
家庭生活における真理を悟り、それに基づいて行動する決意を固めること
と言えるでしょう。
仏教では、
人間の苦しみは煩悩から生まれる
とされていますが、
それらは大きく6つの
「6大煩悩」
にまとめられます。
- 貪(とん):むさぼりの心、執着する心、欲を持つ心
- 瞋(じん):怒りの心
- 痴(ち):不平不満や愚痴を言う愚かな心
- 慢(まん):うぬぼれる心
- 疑(ぎ):疑いにとらわれた心
- 悪見(あっけん):間違った物の見方や偏見
本日のテーマである幸せな家庭を築く【覚悟】の作り方はズバリ!これらの
煩悩を捨てる
という事です。
これらの煩悩を手放すことで、悟りの境地、つまり覚悟が定まった状態になれるのです!
煩悩は、私たちの日常生活、特に家庭生活において様々な形で現れます。
これらの煩悩が自分の中にあることを認識し、
幸せな家庭を築くために必要のない煩悩は
少しずつ捨てていく努力が必要なのです。
2. 私の実践例:お酒を手放すことで得た気づき
煩悩を捨てるということは、具体的にどういうことなのでしょうか。
私自身の経験を例に挙げて説明したいと思います。
私は長年、お酒が大好きでした。
しかし、夫婦関係が悪化し、どん底に陥った時、お酒を完全に断つという決断をしました。
なぜお酒を辞めたのか。
それは、お酒に関連する夫婦喧嘩が多く、関係を悪化させる大きな要因になっていたからです。
飲み会の相談をすれば喧嘩になり、一次会の途中で抜けないと間に合わない門限を設定されます。
そして門限を守れずに帰るとまた喧嘩になり、飲み会と夫婦喧嘩は常にセットでした。
また、強制的に週に4日間の禁酒日を設けられて不満が溜まる…。
私は妻に対する不満と、夫婦喧嘩が起こることによるストレスを強く感じていました。
この苦しみから逃れたい・・・
そう思った私は、この苦しみの本当の原因が何なのかを探りました。
それまでは、妻の圧がこのストレスの根源だと思っていました。
妻の事を
私の好きな事を妨げてくる嫌な存在
と見ていました。
しかし、この苦しみの本当の原因は
《お酒を飲みたい》という欲
つまり
貪(とん):むさぼりの心、執着する心、欲を持つ心
これが様々な問題の根源にあることに気づいたのです!
お酒への執着が夫婦関係の悪化を招いていたのです。
その事に気づいた私は、
お酒を飲みたいという欲求を完全に捨てることにしました。
思いたったその日に、スパッとお酒をやめたのです。
効果てきめんでした。
夫婦間のストレスが激減し、しらふの時間が増えることで
正常なコミュニケーションの時間も増え、
健康的な生活リズムを取り戻すことができました。
今振り返ると、お酒を手放すという決断が、
夫婦関係を改善させるための【覚悟】を定めた瞬間
だったのです。
3. 覚悟が定まるとき:何かを捨てる勇気
幸せな家庭を築く覚悟を定めるためには、何かを捨てる勇気が必要です。
それは必ずしもお酒である必要はありません。
あなたに執着している対象は何でしょうか。
例えば、仕事への過度の執着かもしれません。
家族との時間よりも仕事を優先してしまう習慣があるかもしれません。
あるいは、趣味や友人との付き合いに必要以上に時間を割いているかもしれません。
大切なのは、
自分が得たい結果(幸せな家庭)
を明確にし、
それに不要なものを見極めることです。
そして、その不要なものを
勇気を持って捨てる
のです。
この「捨てる」という行為が、実は新たな覚悟を定める瞬間となります。
何かを捨てることで、初めて自分の中に新しい決意が芽生えるのです。
それは単なる思いつきや一時的な決意ではなく、
行動を伴った強い意志
となります。
しかし、捨ててみると、意外に大したことではなかったと思うかもしれません。
私はお酒をやめた時、
無くても本当は自分の人生にあまり影響がないものに、なぜあんなに執着していたのだろう
と不思議に思ったものです。
4. 覚悟の伝わり方:パートナーに覚悟を示す
覚悟を決めて何かを変えようとするとき、その姿勢はパートナーにも確実に伝わります。
私の場合、突然お酒を断ち切った行動は、妻に大きな驚きを与えたはずです。
それまでお酒好きだった人間が、一滴も飲まない人間に一変したのですから。
最初は妻も半信半疑でした。
まさか、あの人がお酒をやめられるわけがない
と思っていたようです(笑)
この変化は、単に飲酒をやめたという事実以上の意味を持ちます。
それは
「自分が大切にしていたものを捨てて、夫婦関係を良くするための覚悟をした」
という妻へのメッセージなのです。
また、私のクライアントの中には、夫婦関係改善のために私のコンサルティングを受けることを妻に公言した方もいます。
「自分は変わろうと思う。そのためにお金も時間も使う。見守っていてほしい」
と伝えたのです。
こういった行動は、パートナーに対して強いメッセージを送ることになります。
「あなたとの関係を大切に思っている」
「関係を良くするために、自分が変わることを本気で努力する」
という思いが、言葉以上に伝わるのです。
5. あなたの覚悟:何を捨てますか?
では、あなたはどうでしょうか。幸せな家庭を築くために、何かを捨てる覚悟がありますか?
それは必ずしも大きなものである必要はありません。
小さな習慣かもしれません。
例えば、帰宅後すぐにスマートフォンを見る習慣を手放し、代わりに家族と会話の時間を持つ。
休日のゴルフを月1回に減らし、その分家族との時間を増やす。
夜遅くまで仕事をする習慣を改め、早く帰宅して家事を手伝う…。
大切なのは、その行動が「家族のため、そして自分自身のために何かを変える覚悟」の表れであることです。
そして、その覚悟が定まったときこそ、家庭に大きな変化が訪れる瞬間なのです。
覚悟を決めることは、決して容易ではありません。
しかし、幸せな家庭を築くという大きな目標のために、小さな一歩を踏み出す勇気を持つことが重要です。
その一歩が、やがて大きな変化を生み出すきっかけとなるのです。
幸せな家庭は、一朝一夕には築けません。
もしすでに関係が悪化しているのであれば、自分が変わる【覚悟】が必要です。
しかし、覚悟を持って一歩ずつ前進することで、必ず幸せな家庭は実現できます。
幸せな家庭を築く覚悟を定めるために、あなたは何を捨てますか?
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!