夫婦関係を悪化させる夫の意外な共通点
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
これまで夫専門夫婦関係改善コンサルの活動として、のべ60人以上の夫婦関係に悩む夫の話を聞いてきました。
その活動の中で、クライアントの夫の皆さんに
意外な共通点
があることが分かってきました。
今回はその共通点を考察して、夫が成長して夫婦関係を改善させるヒントを探っていきましょう!
目次
夫婦関係に悩む夫の3つの共通点
夫婦関係を悪化させてしまい、私のところにご相談に来る夫には、
以下の3つの共通点があることが分かってきました。
- 真面目
- 優しい
- 子供が好き
一見すると、これらの特徴は夫婦関係を良くするために不可欠なものに思えるかもしれません。
しかし、実際にはこれらの特徴が夫婦関係を悪化させる要因になることがあるのです。
1. 【真面目】の弊害
真面目であるということは、本来素晴らしいことです。
結婚生活や子育てに関しても、真剣に向き合いますし積極的に関わります。
しかし、真面目な夫は、
「もっと自分が頑張らなくては」
「自分さえ我慢すれば」
と、自己犠牲の精神で頑張ってしまうのです。
そして、その中でも奥さんからの指摘やイライラを容赦なくぶつけられると、
徐々に
「こんなに俺は頑張っているのに」
と不平不満の感情が芽生えてしまいます。
短期的には自己犠牲はその場を取り繕い、平和にやり過ごせますが、長期的に蓄積されると不平不満に変わっていきます。
そして、それがさらに蓄積すると爆発してしまうのです。
また、真面目な夫は「こうしなければならない」「こうでなければいけない」という強い信念や観念を持っています。
そういった観念に対して自分の言動が伴っていない時に
「なんて自分はダメなんだろう」という自己嫌悪
に陥るのです。
私はこの現象を
自称イクメン化
と呼んでいます。(過去の私です・・・)
真面目な夫は、ある意味もっとラフに考えることで、自己犠牲的にならないようにすることが大切です。
頑張っている=楽しんでいる
我慢=やりたいからやっている
と変換できるように、肩の力を抜く事が大切ですね!
肩の力の抜き方は別の記事で書こうと思います・・・(^^♪
2. 【優しさ】の弊害
夫が優しいということはとても大切です。
女性が結婚相手に求めることの2位が「優しい」です。
実際、私のクライアント様も優しい方々ばかりなのです!
では、なぜ優しい夫が夫婦仲を悪化させてしまうのかを考察してみます。
これは正直妻のタイプにもよりますが・・・
優しい夫は、妻にとって
キツイ言葉を言いやすい存在
になります。
これは、夫の優しさゆえに妻が気兼ねなく本音を言えるからです。
「なんだと、てめぇ!」なんて言ってくる怖い夫に比べて、妻は遠慮なく意見を言えるのです。
そして夫は妻の言葉に傷ついたり、怒りの感情を蓄積させたりしてしまうのです。
優しい夫は自分の心理的安全領域を確保するために、妻との間に
境界線
をしっかり設けることが大切です。
妻の言葉が度を過ぎる時は
「そういう言い方をされると傷つくからやめてほしい」
と冷静にピシャっと線を引いて、自分の心理的安全を保つことも大切なのです。
3. 【子供好き】の弊害
子供が好きな夫は、子育てに熱心です。
しっかり勉強をしたり、積極的に育児にも関わります。
しかし、その熱心さが時として問題を引き起こします。
夫なりの子育て論や家庭内での振る舞いが、妻の考える子育て論と一致しないことがあるのです。
夫の持論が妻の持論とは真逆だったりすることも・・・
これは男女の脳の特性の違いや本能の違いから生じる問題です。
原始時代、人間の祖先は男性は命がけで狩りに出て、獲物を持ち帰り家族を養いました。
いっぽう女性はムラで外敵から子どもの命を守るために、他の女性とコミュニケーションをとり情報交換をしました。
この本能的な特性は今でも引き継がれているので、
夫としては全く悪気がなくても、妻からすると安全面や衛生面の配慮に欠ける行動
に映ることがあるのです。
もちろん、夫が積極的に育児に関わることはとても大切な事です。
それでもやはり妻とよくコミュニケーションをとって、自分の考えだけで突き進まないようにすることが大切です。
感情の扱い方がカギ
では、同じように真面目で優しく子供好きな夫のすべてが、夫婦仲を悪化させているのでしょうか。
もちろんそんなことはなく、夫婦関係を良好に保てている人もいますよね。
なぜ夫婦関係を良好に保てる人と悪化させてしまう人がいるのでしょうか?
その違いは、
自分の感情の扱い方を知っているかどうか
にあります。
妻からの批判や不満に対して、自分の中に溜まった怒りや不平不満をどう扱うかが重要です。
適切に処理できれば、それらの感情に執着せず、良い意味で「諦める」ことができます。
そうすると、妻に対して反応的にならずに済みます。
一方、感情の扱い方が分からないと、
妻に対して反抗的な態度
を取ってしまいます。
すると妻はさらに攻撃的になり、喧嘩に発展するという悪循環に陥ります。
自分の感情の扱い方を知るということは、まず自分の感情を受け入れる必要があります。
感情を受け入れるためには、自分の事を知って理解する必要があるのです。
改善への道:良い特徴を活かしつつ、バランスを取る
これらの共通点は決して悪いものではありません。むしろ、良い夫の特徴とも言えるでしょう。
大切なのは、これらの特徴を活かしつつ、バランスを取ることです。
- 真面目さを保ちつつ、自己犠牲的にならないこと
- 優しさを持ちつつ、必要な時には境界線を引くこと
- 子供好きを維持しつつ、妻の意見も聞くこと
そして最も重要なのは、自分の感情を丁寧に扱うことです。感情を否定せずに受け入れることで、最終的にはそれらに執着しないことができます。
まとめ:最高の夫婦関係を目指して
夫婦関係を悪化させてしまう夫の共通点、真面目さ、優しさ、子供好きという特徴は、
適切に扱えば素晴らしい長所となります。
これらの特徴を意識しつつ、感情の扱い方を学ぶことで、より良い夫婦関係を築くことができるでしょう!
「賢者の書」という本の中で、
自尊心と他尊心を同じ高さで高める
という言葉があります。
自尊心とは自分を尊ぶ心、他尊心とは相手を尊ぶ心。
この2つの心はどちらかが高くても低くてもダメで、
同じ高さであればどこまでも高くしていって良いのです!
夫婦関係は日々の積み重ねで作られていきます。
真面目で優しくて子供好きのあなたの努力が、
きっと素晴らしい夫婦関係につながっていくことでしょう!
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!