自己中な妻は夫がつくりだしている!?
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
多くの夫婦が経験する関係の悪化。
毎日のように繰り返される喧嘩、相手への不満の蓄積。
妻からキツイ言葉を浴びせられ続けると
「妻はこちらにばかり変化を求めてきて、自分は何も変わろうとしない」
「なんて自己中心的な人なんだ」
そんな思いを抱いたことはありませんか?
私自身、以前はそんな状況でした。
妻からの指摘ばかりで、自分は何も変える気がないように見える。そんな妻を「自己中心的だ」と感じていました。
しかし、実はこの「自己中心的な妻」は、
夫である私自身が生み出していた
ものだったのです。
今回は、心理カウンセラーの野口嘉則さんの講座から学んだ知見を基に、この問題について深く掘り下げていきたいと思います。
人生は心の鏡:認識が現実を作る
野口嘉則先生の講座で学んだ重要な概念に
「人生とは心の鏡である」
というものがあります。
私たちは普段、自分の姿を客観的に見ることが難しいものです。
しかし、鏡を通して自分の姿を確認できるように、
人生も私たちの心を映し出す鏡のような役割
を果たしています。
今、目の前に見えている現実は、自分が心の底から認めていること、納得していることの反映なのです。
これは単なる「思考が現実化する」という自己啓発の概念とは異なります。
例えば、多くの高校球児が「絶対に甲子園に行くぞ!」という思考をもって、努力をして練習します。
しかし、必ずその思考を持ったすべての高校生が甲子園に行けるわけではありませんね。
当然、「悔しい」「残念」という気持ちは芽生えると思いますが、
「自分たちはやり切った。努力することで成長できた」
と心の底から認められていれば、「甲子園に行けなかった」という現実も
自分たちが成長できた、とても良い経験
として、人生に現れるわけですね。
心の底からの認識はより深いレベルで現実に影響を与えるのです。
もう一つの例を…
先日、私は狭い駐車場所から車を出す際に、ブロック塀に車をぶつけて、思いっきりドアが凹みました。。。
この同じ「車をぶつけた」という出来事でも、人によって全く異なる受け止め方をします。
ある人は「車が凹んだ最悪な出来事」と捉え、
別の人は「人身事故にならなくて幸運だった出来事」と考えるかもしれません。
同じ出来事でも、個人の解釈によって全く異なる「現実」として人生に映るのです。
夫婦関係における認識の罠
この考え方を夫婦関係に当てはめてみましょう。
私が妻のことを「自己中心的な人だ」と心の底から認識していれば、その認識に合致する現実が目の前に現れることになります。
これは、脳のメカニズムも大きく関係しています。
人間の脳は単純なので、自分が妻のことを「自己中心的だ」と認識してしまうと、
脳はその認識に合致する証拠ばかりを集めるようになります。
これにより、さらに「妻は自己中心的だ」という認識が強化されてしまうのです。
しかし、同じ状況を別の人が見れば、全く異なる解釈をする可能性もあることを忘れてはいけません。
つまり、妻が自分勝手に見えたり、きつい言い方をする「嫌な人」に感じられたりするのは、
全て自分の解釈によるものなのです。
視点の転換:相手の意図を理解する
とはいえ、実際にきつい言葉を浴びせられれば嫌な気持ちになるのは当然です。
単に「妻を素晴らしい人だと思おう」と考えるだけでは、感情がついていかないこともあるでしょう。
ここで重要になってくるのが、相手の言動の背後にある意図や目的を理解しようとする姿勢です。
例えば、自分なりにいろいろ効率を考えたり工夫しながら家事をしている最中に、
妻から「なんでそんなやり方してるの!?ありえないんだけど!」と厳しい指摘を受けたとします。
そのとき、夫である私たちは
「自分は一生懸命やっているのに」
とイラっとしがちです。
しかし、ここで立ち止まって考えてみましょう。
妻の言葉の矢印はどこに向いているでしょうか?
多くの場合、それは子どもの安全や家庭全体のことを考えてのものかもしれません。
一方で、私たち夫が感じるイラつきは、自分のプライドが傷つけられたことや、非効率になることなど、
自分に矢印がに向いていることが多いのです。
この視点の違いを理解することで、妻の厳しい言葉も違った角度から見ることができるようになります。
もちろん、一瞬のイラつきは避けられないかもしれません。
しかし、そこに執着せず、妻の言葉の本質を理解しようとする姿勢が大切なのです。
幸せな夫婦関係への道:諦めと真理の発見
それでも、夫の我々はこう思ってしまします。
「もうちょっと言い方を変えてくれれば、こちらも素直に聞けるのに」
しかし、奥さんのキツイ言葉は「諦め」ましょう。
ここでいう「諦める」とは、ネガティブな意味ではありません。
仏教的な観点から見ると、「諦める」とは
真理(ほんとうのこと)を明らかにすること
を意味します。
つまり、
妻の表面的なキツイ言葉に惑わされるのではなく、
その奥にある本質的な意図や思いを見極めることが大切なのです。
女性の本能的な部分には、子どもの命を守ることが最優先されています。
時にキツい言葉となって表れるのも、そうした本能の現れかもしれません。
そうした妻の本質を理解し、
自分の中での妻に対する見方を変えていくことで、
同じ言動をする妻でも、全く異なる存在として映るようになるのです。
意識的に自分の認識を変えていく努力が必要になります。
妻のことを
「家庭のことをいつも考えてくれる素晴らしい人」
と心から認められれば、
妻はそのような人として、あなたの人生に現れるのです。
なぜなら、
人生はあなたの心の鏡だからです!
そして、人生を自分の思い通りなものにしていくために、自分自身を成長させていくことが大切なのですね!
幸せな夫婦関係は、お互いを理解し、尊重し合うことから生まれます。
しかし、夫婦関係の改善は、相手を変えることから始まるのではありません。
まず自分の認識を変え、相手の本質を理解し尊重しようとする姿勢から始まるのです!
そうすることで、目の前にいる妻の姿も、徐々に変わっていくことでしょう。
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!