「奥さんへの負い目」は感じたほうがよい本当の理由 – ハイデガー哲学から学ぶ人生の過ごし方

こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!

突然ですが、あなたは奥さんに対して

を感じる事がありますか!?

今回は少し変わったテーマでお話しします。

今日の記事の結論は

という事なのです。

「負い目」という言葉を聞くと、あまり良くない印象を持つかもしれません。

でも、実はこの「負い目」をしっかりと認識し、向き合うことで、より充実した人生を送れるんです。

今回のお話のヒントになったのは、「あした死ぬ幸福の王子」という本です。

この本では、

ハイデガーという哲学者の思想

をストーリー形式で学べます。

アドラー心理学の「嫌われる勇気」のハイデガー哲学版といえるかもしれません。

それでは、5つのポイントに分けて、このテーマについて掘り下げていきましょう!

「明日死ぬ幸福の王子」のあらすじ

    まずは、本の内容を簡単にご紹介します。

    ある国の裕福な王子様が、突然1ヶ月の命の宣告を受けます。

    困惑し、自暴自棄になった王子は、森の池に身を投げようとしますが、そこで一人の老人に出会います。

    この老人がハイデガー哲学に詳しく、王子は何日もかけてハイデガーの考え方を学び、人生の本当の意味を知っていきます。

    また自分の余命を知った直後、貴族の敷地に迷い込んだ貧しい女性を、王子は顔面を蹴り上げる行動をとってしまいます。

    その女性は失明してしまい、貧しいがゆえに治療も受けられず、化膿して菌が体をめぐり命が危うくなります。

    その女性と再会した王子は、ハイデガーの哲学を学ぶ中でその女性との交流を通じて、人生の意味を深く学んでいくのです。

    ハイデガー哲学の核心 – 死を意識した生き方

      ハイデガー哲学の最も重要なポイントは、

      ということです。

      本来的な生き方とは

      • 死は必ずだれにでも訪れ、有限性の存在だと覚悟する
      • 自分の存在を、他者からの視線や評価からではなく、本当の『自分の存在とは何なのか』を求める生き方

      ハイデガーは、死は必ず来るものだと考えます。

      そして、その死を意識した生き方こそが本来の生き方だと主張します。

      つまり、人生には限りがあり、時間に制限があることを覚悟した時に、

      他者からの評価ではない

      と真剣に向き合えるようになるのです。

      本来的な生き方を実践する方法 – 「負い目」との向き合い

        では、どうすれば本来的な生き方ができるのでしょうか。

        ハイデガーは

        「日常の負い目から目を逃さずに、ちゃんと向き合うこと」

        が重要だと説きます。

        ここでいう「負い目」とは、良心とも置き換えられます

        例えば、奥さんや子どもに対してつい酷いことを言ってしまった後に感じる後悔の念。

        「あんなこと言わなければよかった」

        「もっと違う言い方があったはずだ」といった感覚を持ったことはありませんか?

        また、奥さんに対して些細な嘘やごまかしを言ってしまった時、良心が痛むことがありませんか?

        これがまさに

        なのです。

        この「負い目」は、人間が本来持っている良心から生まれるものです。

        負い目を感じた時に同時に感じるのは、自分自身の無力感です。

        私たちの人生には限りがあるという誰にも抗えない事実に対する無力感を思い出させてくれるのが、

        という事なのです。

        「負い目」の重要性 – 有限性の認識と向き合い方

          「負い目」は、相手も自分も、いつ命を落とすかわからない存在だからこそ感じる感情です。

          ここで大切なのは、この日常の中に生まれる「負い目」から目を逸らさないことです。

          「負い目」と向き合うことで、相手の命の有限性をしっかりと認識し、
          より深い理解と思いやりを持って接することができるようになります。

          同時に、自分自身の命の有限性も実感することができます。

          これにより、その時々の感情に振り回されるのではなく、
          また他者からの視線や評価の中で生きるのではなく、

          本質的に自分がどう生きていきたいのかを考える機会が生まれるのです。

          夫婦関係における「負い目」の意義

            では、なぜ奥さんへの「負い目」があった方が良いのでしょうか。

            それは、「負い目」を感じることで、

            を再認識できるからです。

            例えば、喧嘩の際に酷いことを言ってしまった後の「負い目」

            この「負い目」と向き合うという事は

            「もし奥さんにこの後何かあっても、後悔のない接し方ができているだろうか」
            もし奥さんにこの後何かあっても、奥さんに「幸せだった」と言ってもらえる接し方ができているだろうか」

            と改めて考える機会になります。

            この機会は夫婦関係において、とても大切で重要な機会となるのです!

            「負い目」は決してネガティブなものではありません。

            むしろ、夫婦関係をより深め、お互いを大切にする気持ちを育む重要な感情なのです!

            まとめ

            人間の本来の生き方とは、自分の命に限りがあることをしっかりと理解した上で生きることです。

            そして、相手も同じく有限の存在であることを認識することが重要です。

            日常生活の中で感じる「負い目」から目を逃さず、しっかりと向き合うことが大切です。

            特に夫婦関係において、

            となり、より深い絆を築くきっかけとなるでしょう。

            「負い目」は、私たちに人生の有限性を思い出させ、より意識的に生きるよう促してくれます。
            それは決して後ろ向きな感情ではなく、むしろ前向きに人生と向き合うための大切な感覚なのです。

            皆さんも、日々の生活の中で感じる「負い目」に目を向け、それを通じて自分自身や大切な人との関係性を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

            そうすることで、より深い理解と思いやりに満ちた人間関係を築くことができるはずです!

            私自身も、この本を通じて改めて【生き方】について学びましたので、これからも一緒に考え、成長していけたら嬉しいです。

            皆さんが最高の夫婦関係を築けるよう、心から応援しています!

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