なぜ仏教思想が夫婦関係の改善に役に立つのか※番外編【今を生きる】

こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです。

【なぜ仏教思想が夫婦関係の改善に役に立つのか】シリーズの番外編ということで

原始仏教から学び、私が大切に考えている

という事について解説をしていきたいと思います!

仏教の本質:現在の人生に焦点を当てる

多くの人にとって、仏教というと極楽浄土や来世での救済を連想するかもしれません。

死後に極楽浄土に行くために念仏を唱えたり、仏像に手を合わせてお祈りをしたり・・・

そんなイメージがありませんか?

私は原始仏教を知るまでは、そんな仏教全体がイメージでした。

しかし、お釈迦様が説いた原始仏教の教えは、実はそれとは少し異なります。

お釈迦様は死後の世界について明確な言及を避け、むしろ「今をどう生きるか」に焦点を当てていたのです。

極楽浄土という考え方は、お釈迦様が無くなられて数百年たった後に、日本で生まれた考え方なのです。

原始仏教の核心は、現世で直面する苦しみをどのように克服するかという点にあります。

これは単なる理論ではなく、お釈迦様自身が実践し、悟りを開いた結果として生まれた教えなのです。

この視点は、現代の夫婦関係にも大きなヒントを与えてくれます。

日々の生活の中で起こる様々な問題や葛藤に対して、どのように向き合い、乗り越えていくか。

仏教の教えは、夫婦が共に成長し、より深い絆を築いていくための指針となり得るのです。

死を意識する生き方:人生の有限性を受け入れる

原始仏教の中で特に注目したいのは、「死」を意識して生きることの重要性です。

これは決して悲観的な考え方ではありません。

むしろ、人生の有限性を認識することで、今この瞬間をより大切に、より意味のあるものとして生きることができるのです。

哲学者のハイデガーも同様の考えを示しており、死を覚悟して生きることこそが人間の本来的な生き方だと説いています。

また、「7つの習慣」という有名な本でも、「終わりをイメージして始める」という考え方が紹介されています。

これらの思想に共通するのは、人生の最後を見据えることで、今をより充実させるという姿勢です。

夫婦関係においても、この視点は非常に重要です。

「いつか」ではなく「今」を大切にし、お互いを思いやり、感謝の気持ちを表現する。

そうすることで、後悔のない、満ち足りた関係を築くことができるでしょう。

限られた時間の中で:夫婦関係への意識的な投資

これは全ての人に平等に与えられた真実です。

命の時間は限られています。

この事実を踏まえると、私たちがどのように時間を使うかという選択の重要性が浮き彫りになります。

作家の星渉さんのベストセラー「神時間力」という本の中でも、まさにこの点に注目しています。

限られた時間の中で、本当にやりたいことに時間を投資することの大切さを説いているのです。

夫婦関係に置き換えて考えると、互いのために時間を使うことの価値が見えてきます。

忙しい日々の中で、相手のために時間を割くこと。
一緒に過ごす時間を大切にすること。

これらは「時間の投資」と言えるでしょう。そして、この投資は必ず二人の関係性を豊かにし、強めていくはずです。

人生はいつ終わるかわかりません。

だからこそ、今この瞬間を大切に生きること。

そして、最愛のパートナーとの時間を意識的に作り出し、大切にすること。

これこそが、仏教思想から学べる「今を生きる」夫婦関係の知恵なのです。

結論:今を生きる意識が夫婦関係を豊かにする

仏教思想、特に原始仏教の教えは、私たちに「今」を生きることの大切さを教えてくれます。

死を意識し、人生の有限性を受け入れることで、逆説的に今この瞬間がより輝きを増します。

そして、この意識は夫婦関係にも大きな影響を与えるのです。

互いの存在を当たり前と思わず、感謝の気持ちを持って接する。
些細な言動にも意味を見出し、相手を思いやる。
限られた時間の中で、二人の関係性に意識的に時間を使う。

これらの行動は、仏教思想を基に「今を生きる」ことを意識した結果として自然と生まれてくるものです。

私の好きな言葉に

という言葉があります。

一日一日の積み重ねが人生となるという意味の言葉です。

夫婦関係も人生も、

一日一日を大切に、互いを思いやり、成長し合える関係を築いていく。

そんな夫婦関係こそが、人生の最後に振り返ったとき、心から幸せだったと感じられる関係なのではないでしょうか。

仏教思想から学ぶ「今を生きる」という姿勢は、夫婦関係をより豊かに、より深いものにする力を持っています。

この気づきを日々の生活に活かし、あなたの夫婦関係がさらに素晴らしいものになることを、心より応援しています!

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