いつまでも夫婦の愛を絶やさない方法
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
結婚生活を長く続けていくうちに、多くのカップルが「愛が冷めた」と感じることがあります。
いったいどうすれば、夫婦の愛をいつまでも育むことができるのでしょうか。
結論、夫婦の愛を絶やさないための鍵は、実は
「愛するとはどういうことか」
を深く理解することにあります。
本記事では、恋と愛の違いから始まり、真の愛の意味、
そしてそれを日々の生活で実践する方法について探っていきます。
目次
恋と愛の違いを知る
恋とは何なのか
現代社会では、多くのカップルが恋愛結婚をして、お見合い結婚は減少傾向にあります。
結婚前はあんなにラブラブだったのに、なんで今はこんな関係になってしまったのだろう・・・
そう感じている方も多いのではないかと思います。
恋愛感情は、生物学的には人間の
生殖本能
に根ざしています。
私たちのDNAには、生存と子孫を残すという2つの重要な本能が組み込まれています。
恋愛感情は、この「子孫を残したい」という本能から生まれる感情なのです。
この人と子孫を残したい!という強烈な感情が
恋
なのですね!
そして残念!?なことに、この恋愛感情には「賞味期限」があります。
霊長類の出産周期に合わせて、恋の感情は必ず冷めるようプログラムされています。
一般的に2年から4年で恋の感情は薄れていくと言われています。
愛とは何なのか
「愛」の字が示すもの
「愛」という漢字を詳しく見てみましょう。
「愛」は「心」を「受」けるという二つの要素から成り立っています。
つまり、愛するということは、相手の心を受け取ることなのです。
恋と愛の違い
一方、「恋」という字は「心」が下についています。
「恋は下心、愛は真心」という言葉がありますが、
これは非常に的確な表現ですね(笑)
恋は『子孫を残したい!』という本能的な感情であるのに対し、
愛は気持ちが冷めた状態から相手の心を受け取ろうとする行動や考え方
なのです。
恋には落ちますが、愛には落ちません。
つまり恋は本能的、愛は理性的と言えますね。
「愛」に関する文献
哲学者エーリッヒ・フロムは、著書「愛する技術」の中で、
愛は冷めた状態から愛する行動を取るには技術が必要だと述べています。
アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏も、著書「愛とためらいの哲学」の中で、
愛において大切なのは「誰を愛するか」ではなく「どのように愛するか」だと指摘しています。
経済心理学者の飯田史彦氏も著書「愛の論理」で同様に冷めた状態から愛することの重要性を説いています。
様々な「愛」に関する文献を見ても、
愛とは、冷めた状態から自分から能動的に「愛する」事だという事が分かります。
つまり、私たちは「相手への気持ちが冷めた状態から、愛する技術」を身につけないと、
相手を変えても同じ苦しみを繰り返すことになるのです。
何度も結婚と離婚を繰り返す人がいますが、まさに「誰を愛するか」に固執して、
「どのように愛するか」という技術を身につけていないことが原因と言えそうですね。
仏教の視点:愛は苦しみの根源!?
仏教には
渇愛
が自分を苦しめる煩悩の1つとしています。
渇愛とは愛を求めること。
愛を相手から求めれば求めるほど、思い通りに愛してもらえずに自分の中に苦しみが生まれるのです。
この仏教の教えからも、
愛とは
相手に求めるものではなく、自分から与える(相手の心を受け取る)もの
という事が分かります。
冷めた状態からの出発
結婚生活の中で、気持ちが冷めたり、すれ違いが生じたりするのは自然なことです。
イライラしたり、相手の言動に納得できなかったりすることもあるでしょう。
これらの苦しみや葛藤を経験することで、初めて真の愛を育む機会が訪れるのです。
夫婦の愛を絶やさない実践的アプローチ
冷めた状態を受け入れる
恋の感情が冷めるのは生物学的に必然であることを理解しましょう。
これは決してネガティブなことではなく、むしろ新たな段階に入ったことを示すポジティブなサインと捉えることができます。
相手の心を受け取る努力をする
愛するということは、相手から愛を受け取ることを期待するのではなく、
自分から積極的に相手の心を受け取ろうとする姿勢を持つことです。
相手の言葉に耳を傾け、行動の裏にある思いを理解しようと努めましょう。
日常の中で愛を実践する
小さな親切や思いやりの行動を日々の生活に取り入れましょう。
例えば、相手の好きな料理を作ったり、疲れているときに肩をもんであげたりするなど、
相手を思いやる行動を意識的に行うことが大切です。
コミュニケーションを大切にする
お互いの気持ちや考えを率直に伝え合う時間を持ちましょう。
批判や非難ではなく、相手の立場に立って理解しようとする姿勢が重要です。
また、自分の気持ちもしっかり相手の伝えることも大切です!
感謝の気持ちを表現する
日々の生活の中で、相手に対する感謝の気持ちを言葉や行動で表現しましょう。
「ありがとう」という言葉を意識的に使うことで、相手の存在の大切さを再確認できます。
おわりに:愛は継続的な実践
夫婦の愛を絶やさないためには、恋の感情が冷めた後からが本当の始まりだということを理解することが重要です。
相手の心を受け取ろうとする意識的な努力と、日々の小さな行動の積み重ねが、長続きする愛の基盤となります。
愛は一朝一夕で完成するものではありません。
むしろ、日々の生活の中で継続的に実践していくものです。
時には困難や葛藤に直面することもあるでしょう。
しかし、そういった経験を通じて、より深い理解と絆を築いていくことができるのです。
夫婦の愛を絶やさないことは、決して不可能な目標ではありません。
むしろ、毎日の小さな選択と行動の積み重ねによって実現できるものなのです。
今日から、相手の心を受け取ろうとする意識を持ち、愛する技術を磨いていきましょう。
あなたの夫婦関係がより深く、より豊かなものへと成長していくことを、心より応援しています!