壊れた夫婦関係を修復させる【パラダイムシフト】とは? – 事実は一つ、解釈は無限大
目次
パラダイムシフトとは?価値観の転換が人生を変える
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
私はかつて
僕たちは夫婦関係が悪い
僕たち夫婦はお互いの事が分かり合えない
僕たち夫婦の関係は壊れている
と、苦しんでいました。
結婚する時は『運命の人だ!』と思っていたのに、
なぜ、分かり合えないのか。
性格や価値観が合わないせいのか。
そんな時に知ったのが、
パラダイムシフト
という言葉でした。
パラダイムとは、
物の見方や捉え方、
解釈の仕方、
つまり私たちの価値観のことです。
そして、このパラダイムをシフトさせることで、
全く新しい視点で世界を見ることができるようになったことで、
夫婦関係を改善させる道を歩みはじめる事ができたのです。
私たちは無意識のうちに、自分の見ている世界が「現実そのもの」だと思い込みがちです。
例えば、車を電柱にこすって傷つけてしまったとしましょう。
この出来事に対して、
ある人は「人にぶつけなくてラッキーだった!」と幸運な出来事として映り、
別の人にとっては「車をぶつけてしまうなんて、なんてついていないんだ」と不運な出来事として受け止められる。
このような認識の違いこそ、パラダイムの違いから生まれているのです。
それは、パートナーに対しても同じです。
妻はこういう人だから
夫はこういう人だから
私達夫婦はこういう夫婦だから
と、パートナーの言動に対して、『こういう』という自分の価値観で相手を見ている事に気がつくと、
実は違った見方もできることに気づき、パートナーに対する見方が変わる事があります。
この記事では
事実は一つ、解釈は無限大
という事をテーマに、私が経験したパラダイムシフトの事例を3つご紹介します。
ぜひご自身のご状況に置き換えて、これからパートナーに対する『見方』を変えるヒントに
していただければ嬉しいです!
①夫の好きなことを制限しまくる妻
結婚前、私はお酒、タバコ、ギターと、自由な生活を送っていました。
バンドマンとしての経験もあり、これらの趣味は私のアイデンティティの一部でもありました。
人生に欠かせない、楽しみでもあったのです。
しかし結婚後、妻は私の好きなことに様々な制限をかけてきました。
タバコは1本吸うごとに100円を貯金箱に入れることを求められ、
お酒は週4日が「休肝日」として設定され、
大好きなギターは妻の前では弾くな
と言われました。
当初は「好きなことを制限される」という不満を感じ、妻を
「自分の自由を奪う存在」
として見ていました。
しかしある日、この不満を妻にぶつけた時、
「私が、自分の好き嫌いで言ってると思ってるの?」
「あなたの体が心配だから言ってるんだけど」
という言葉を聞き、パラダイムシフトが起こりました。
制限は単なる束縛ではなく、愛情表現の一つだったのです。
妻は私の健康を思い、長く一緒にいられることを願って、
あえて「制限」という形で愛情を示していたことに気付いたのです。
その時、妻の事が
「自分の事を大切にしてくれる存在」
に変わったのです。
「ギターを弾くな!」は個人的な好き嫌いだと思いますが・・・^_^;
②お金を要求してくる妻
ある日、私の後輩が奥さんへの不満を語りました。
ボーナスが出た時に
「子育ての代金として10万円を私に支払って」
と要求されたという話です。
一見、非常識な要求のように思えました。
「子育ての代金」という言い方自体、夫婦関係において適切とは思えず、私も最初は
「ひどい奥さんだなぁ。」
と違和感を覚えました。
しかし、この話を私の妻に伝えると、
全く異なる解釈
が返ってきたのです。
その奥さんはバツイチで、過去にお金の苦労をしていた経緯がありました。
彼女がバツイチという事を知っていた妻は、
「彼女は将来への不安から貯金をしたいという思いがあり、
そのための方便として「子育ての代金」という形を取ったのではないか」
というものでした。
この見方を聞いた時、私自身の中でもパラダイムシフトが起こりました。
最初は
「お金を要求する非常識な奥さん」
という見方をしていましたが、
「将来の事を考える素晴らしい奥さん」
というように、彼の奥さんに対する印象が180度変わりました!
これは、同じ事実に対する解釈が、いかに大きく変わり得るかを示す良い例といえるでしょう。
③リンゴは何色?
最後に、私の講座で行う実験をご紹介します。
一枚のリンゴの写真を見せて、「このリンゴは何色に見えますか?」と質問するのです。
興味深いことに、同じ写真を見ているにもかかわらず、受講生から返ってくる答えは実に様々です。
「赤っぽい」
「黄色がかっている」
「少し緑みがある」
など、それぞれが異なる色を知覚します。
さらに面白いことに、私の息子はそのリンゴを
「肌色」
と表現しましたw
これは、私たちの物の見方が本質的に多様であることを示す良い例です。
同じ「事実」を見ていても、それぞれの経験や感性によって、
全く異なる「解釈」
が生まれるのです。
この多様性は、決して否定されるべきものではなく、むしろ私たちの
認識や価値観を豊かにする
大切な要素として捉えるべきでしょう。
つまり夫婦も
「同じもの見ていても、二人の解釈はまるで違う」
という事が当たり前のように起こっているという事を、よく理解しておく必要があるのです。
パラダイムシフトは夫婦の『対話』のためのツール
夫婦関係がうまくいっていないと感じる時は、まずは自分の物の見方を見直してみましょう。
相手の言動の背後にある意図や意味を、違った角度から考えてみることで、
新しい解釈が生まれるかもしれません。
例えば、「妻が細かいことを指摘してくる」という状況。
これを「うるさい」「過干渉だ」と解釈するのではなく、
「家庭の平和を願う気持ちの表れ」
として見ることはできないでしょうか。
あるいは、「夫が家事を手伝ってくれない」という状況も、
「仕事で疲れている」「やり方がわからない」
という別の視点から捉え直すことができるかもしれません。
このように視点を変えることで、不必要なイライラや怒りから解放され、
より建設的な対話
が可能になります。
夫婦で最も大切なのは対話(コミュニケーション)です。
その良好な対話(コミュケーション)を阻害する『ネガティブ感情』を生み出さない為に、
パラダイムシフトは、単なる考え方の変更ではなく、
関係性を改善するための具体的なツールとなり得るのです。
おわりに – 無限の可能性を秘めた解釈の世界
私たちは往々にして、自分の解釈が唯一の真実だと思い込みがちです。
しかし、事実は一つであっても、その解釈は無限にあり得るのです。
この視点を持つことで、これまで無駄に繰り返してきた夫婦喧嘩に終止符を打ち、
夫婦関係を豊かなものに変える事ができます!
ただ、パラダイムシフトは、決して簡単なものではありません。
長年培ってきた価値観や見方を変えることには、勇気と努力が必要です。
なぜ、自分がそのパラダイムを持っているのかを、理解する必要もあります。
しかし、その先には必ず新しい発見と気づきが待っています。
ぜひ今日から、身近な出来事に対して「別の見方はないだろうか」と考えてみてください。
そうすることで、あなたの人生と夫婦関係は、きっとより豊かなものになっていくはずです。
『パラダイムシフト』は世界的名著であり、私の人生のバイブル本でもある
7つの習慣
にて最初に語られる概念です!
パラダイムシフトについてもっと詳しく学びたい場合は、ぜひ本を読んでみることをお勧めします!
私の夫婦関係改善のキッカケを与えてくれた本になります!
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!