妻への【怒り】を【思いやり】に変える方法
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
本当は奥さんに対して「思いやり」の言葉をかけたい。
だけど奥さんに怒られたり、不機嫌な態度をされてしまうと、
つい「怒り」の気持ちが芽生えて、「思いやり」な言葉なんてかけられない・・・
どういう声をかけたらよいか分からない・・・
そんなお悩みはありませんか?
実は奥さんに対して【怒り】を感じた時こそ、
【思いやり】の気持ちを育むチャンスなのです!
今回の記事では、奥さんに感じた
【怒り】を
【思いやり】に変換する
方法を5ステップでご紹介します!
我が家の事例から考察する
先日、妻にメチャクチャ腹が立ったことがありました。
我が家では私も妻も、夜にオンラインミーティングやセミナーに参加することが良くあります。
この日は妻が夜にオンラインセミナーに参加する予定でした。
妻が参加するセミナーは20時半からの予定だったのですが、私が帰宅した19時すぎにはまだ夕飯の支度もノープランで、
妻は一生懸命セミナーの課題に取り組んでいました。
このような状況は我が家では良くある光景なので、私は帰宅早々にエプロンをつけて夕飯を作り、子どもたちに食べさせました。
ここまではいつもの事だったのですが、オンラインセミナーの時間が迫ると、
妻は自分が動けばできるようなことも
「あれ取って」
「これもとって」
「ちがう!それじゃないって言ってるでしょ!」
「もう始まるから子どもたちを静かにさせて!」
と次々に私や息子に指示を出してきて、しかもそれが思い通りにいかないと、イライラをコチラにぶつけてくるのです。
その妻の、自分が女王様で、私や子どもを下僕のように扱う態度に、
私もさすがに頭にきてしまいました。
「一日家に居ながら、夕飯の準備も全部俺にやらせてるくせに(いつもの事だけど)、
偉そうな態度して、いったいなんなんだよ!」
と怒りが渦巻いて、私もだんだんイライラした態度になり、険悪なムードになりました。
そして妻のセミナーが始まった後、子どもを寝かしつけてもまだ怒りがおさまらない私が実行したのが
以下の5ステップになります!
①自分の感情を書き出す
まずは、自分の中に渦巻く怒りや不満な気持ちを、そのまま文字に書き出しました。
- 「自分のセミナーがある時の態度がひどすぎる」
- 「人のことをなんだと思っているんだ!」
- 「協力することが当たり前だと思っている」
- 「全く感謝の気持ちがない」
- 「ひどい扱いをする。こっちだって疲れているのに」
その時に自分の中に渦巻いている、ネガティブな感情を書き出します。
文字にすることにより、自分の本当の気持ちが可視化されて明確になります。
②主語を自分に変える
先ほど書き出したネガティブな感情は、全て主語が「○○ちゃん(妻の名前)」になっています。
次のステップでは、その主語を「俺」に変換してみるのです。
- ○○ちゃんの「自分のセミナーがある時の態度がひどすぎる」
- ○○ちゃんは「人のことをなんだと思っているんだ!」
- ○○ちゃんは「協力することが当たり前だと思っている」
- ○○ちゃんは「全く感謝の気持ちがない」
- ○○ちゃんは「ひどい扱いをする。こっちだって疲れているのに」
↓↓↓↓↓↓↓
- 俺は「自分のセミナーがある時の態度がひどすぎる」
- 俺は「人のことをなんだと思っているんだ!」
- 俺は「協力することが当たり前だと思っている」
- 俺は「全く感謝の気持ちがない」
- 俺は「ひどい扱いをする。あっち(妻)だって疲れているのに」
実は人間の脳は
主語を理解できない
という特性があります。
妻に対していだいていたネガティブな感情は、
実は、
深層心理(無意識の領域)では
自分自身にも向けられている
感情でもあるのです。
ただ、普段は深層心理(無意識)にあるので気づきにくいのですが、
こうして文字にしてみることで、新たな視点に気づくきっかけとなります。
③自分が相手にできているかを振り返る
主語を変換した「ネガティブな感情」を客観的に見つめてみます。
- 俺は「自分のセミナーがある時の態度がひどすぎる」
- 俺は「人のことをなんだと思っているんだ!」
- 俺は「協力することが当たり前だと思っている」
- 俺は「全く感謝の気持ちがない」
- 俺は「ひどい扱いをする。こっち(妻)だって疲れているのに」
これらに対して、自分が違和感が持てる(否定できる)ものがあるか、普段の自分の言動を振り返ります。
すると、どうでしょう。
「いやいや、俺はしっかりやっているし」
と自信を持って言える項目が、
実はほぼ無い・・・(-_-;)
ということに、気づかされるのです。
- 私が夜にクライアントさんとの面談やオンライン講座を開催している時、
妻が子どもを見てくれることを「当たり前」と思っていないだろうか。 - 一度でも「子どもを見てくれてありがとう」と感謝を伝えたことがあるだろうか。
- 疲れている妻を労っているだろうか。
こうして自分の言動を振り返ってみると、
妻に態度に対して抱いた不満は、実は
自分も妻に対して、できていないことだらけ
だという事に気づいたのです。
④自分の行動を改善する
自分ができていないことを見つめ直せたら、自分の行動の改善に取り組みます。
まずは、自分が夜に面談やセミナーがあって、妻が子どもたちを見ていてくれた時には、
「ありがとう」
と感謝の気持ちを伝えるようにしようと決めました!
夫婦とは【鏡】です。
妻への不満を感じたら、まず自分がどのように行動しているかを考えることが重要です。
「他人と過去は変えられない 自分と未来は変えられる」
という名言のとおり、
変えられない他人(妻)に変化を求めるのではなく、自分から変化する
ことで、夫婦関係は良好な未来に変わっていくのです!
⑤相手の背景に目を向ける
妻の態度が酷くなってしまった
背景
に目を向けることも大切です。
これは後から分かったことなのですが、
この日は朝から一日を通して、夏休みで一日中家にいる長男に対してイライラする出来事が多く、
妻もとても疲れていたとの事でした。
そして2歳次男もずっと騒がしくしていて、セミナーの課題も思うようにできずに焦っていた、
という背景があったとの事でした。
夫が見えているのは、今目の前の妻の態度ですが、
当然その奥には夫が見ていない、妻を取り巻く環境があるわけです。
そこを理解できるように、日ごろから相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけることが
過度な不満や怒りを抱くことなく、
思いやりの関係
を築くための第一歩となりますね!
まとめ
パートナーへ
【怒り】を感じた時は【思いやり】に変換するチャンス
でもあるのです!
【怒り】とは、ものすごいエネルギーを帯びています。
【怒り】の感情に振り回されることなく、そのエネルギーをポジティブに変換することで、
より深い夫婦関係が構築できると思いますので、ぜひ今回の5ステップをやってみてください!
今日もあなたの夫婦関係が最高になるように、心から応援しています!