妻を「モラハラ妻」にしてしまう本当の理由
こんにちは!シン・イクメン育成コーチのひなたです!
奥さんからの口撃に傷ついたり悩んだりしていませんか?
人格否定的な言葉をあびたり、睨まれたり、無視されたり。
私はかつて夫婦の関係が破綻しかけていた長男産後から数年間、
妻から「言葉の暴力」を受けていると感じていました。
人格否定的な言葉をバンバン浴びせられていたので、
「精神的に虐待を受けている」と感じていましたし、
「俺のことを奴隷だと思っている」とも感じていました(笑)
当時は「モラハラ」という言葉をよく知らなかったのですが、今思えばあの時期、
私は妻のことを今で言う
「モラハラ妻」
として見ていました。
その後、パートナーシップや心理学を学び夫婦の関係が改善された今、
当時を振り返ると妻を「モラハラ妻」にさせてしまった理由が、自分なりに見えてきました。
この記事を読めば、今奥さんの「モラハラ」に苦しんでいる夫が、
どのような考え方をすれば、この苦しい状況を変えられるかが分かるようになります!
大切な考え方
心理学の中で
「心が先、現実が後」
という原則があります。
人は心の底で認めていることが、目の前の現実になって現れてくる、ということです。
当時、ひどい暴言を浴びせてくる妻のことを
「恐い」
「人として間違っている」
「自分の事を理解してくれず、精神的に虐待してくる敵」
と、心の底から思っていました。
なので、目の前に
「モラハラ妻」
が現れたのです。
これが、妻が「モラハラ妻」になった最大の理由でした。
そして、妻の事を
「恐い」とか「敵」と
思うことを止めた時、
目の前の「モラハラ妻」はいなくなっていったのです。
これだけだとスピリチュアルっぽいので、どういうことかこのあと解説していきますね(笑)
守っていたのは「自分」だった
妻の様子が変わったのは長男の産後でした。
産後クライシスという言葉もあるように
妻の気持ちは乱高下して、理不尽に私に当たることが多くなりました。
家事・育児を積極的に頑張っていても
「何回も同じこと言わせないでよ!バカなの!?」
「なんで今それやってるの!?嫌がらせ!?」
という辛辣な言葉を浴びるのは日常茶飯事。
仕事から疲れて帰ってきた後、洗い物が山積みのキッチンで夕食を作っていると
「一日何もできていない私へ当てつけ!?」
と責め立てられる・・・。
私は妻の表面上の発言や態度だけを感じとって
次第に
「恐い」
とか
「嫌な人」
と、
見るようになっていきました。
妻の本当の気持ちや言葉の背景を理解しようとする前に、
妻の攻撃から自分を守ることで精一杯
だったのです。
そして、そのような「妻を理解しようとしない」態度は
妻の前で如実に出るのです。
妻の言葉や態度をまともに受けてしまうと、自分が傷ついてしまうので、
自分を守るために、
反論したり、適当に流したりするわけです。
そうすると、奥さんは
「なんで私の気持ちを理解しようとしないの?」
と感じて、どんどん言葉や態度がキツくなっていきエスカレートしていったのです。
誰しも、最初から「モラハラ妻」だったわけではないのです。
結婚する前からモラハラな人だったら、そんな人とは結婚しないですよね。
つまり、
私が妻のことを心の底で
「恐い妻」
「人としてどうかしている」
と認めて、そのような態度をとっていたので、
妻が「モラハラ妻」と化して、
目の前の現実に現れたのです。
当時の私は、産後の女性に起こる体と心の変化への理解が足りていませんでした。
家事・育児を積極的に行っていた私は、なぜ妻が私に対してイラつくのか理解できなかったのです。
そして「こんなにやっているのに、なんで文句ばかり言われなきゃいけないんだ」と腹を立てていたのです。
そして、【自称イクメン】と化していったのです・・・。
自分の気持ちを伝えていなかった
私はもともと自分の気持ちを相手に伝えることが苦手でした。
普段から会話の量は妻からの話が圧倒的に多かったのです。
気分浮き沈みが激しい産後の妻にとって、あまり会話をしてこない夫はイラつく材料になっていたと思います。
「自分に寄り添ってくれない」
「何を考えているかわからない」
そんな私の様子が妻をモラハラ化させていたのだと思います。
そして自分から会話をしないくせに
「俺の事を全く理解しようとしないで攻撃ばかりしてくる、そんな妻のことが理解できない」
と思っていました。
当時は、
妻が自分の気持ちを理解してくれないのは、
自分が妻に、気持ちが伝わるまで伝えていないから
という、単純で当たり前のことが分かっていなかったのです。
そして、私が唯一自分の気持ちを伝えるときは、妻からの攻撃に対して怒りが爆発する時でした。
その時は自分の気持ちを伝えるというより、自分のネガティブな感情に振り回されて、
感情をぶちまける、そんな感じでした。
そして、一歩も引かない妻は、さらに強烈な口撃を仕掛けてきて、けちょんけちょんにやられるわけです(笑)
結局私の気持ちは伝わらず、喧嘩ばかりが増えていきました。
改善への道のり
パートナーシップを学ぶ中で、
私が妻を
「恐い」
とか
「嫌な人」
と心の中で決めていたので、そのような奥さんが目の前に現れている、という事を知った私は、
まず、自分のモノの見方や、心の底で信じているものがどういうものか理解することからはじめました。
そして、妻の表面的な言葉や態度に自分の感情がブレた時の、
自分の感情の扱い方
を学びました。
自分の感情に振り回されなくなっていく事で、妻の事を冷静に見られるようになりました。
まずは、自己理解を深めることで、自分の感情を客観的に見られるようになることが大切だったのです。
自分の感情に振り回されにくくなってくると、
妻の辛辣な言葉や態度の裏には、
妻の
「助けて」
「つらい」
「自分でもどうしたら良いか分からない」
といった
「悲鳴」
にも似たSOSが込められている事が分かってきたのです。
妻の事を
「恐い」
「嫌な人」
という見方から
「助けが必要」
「表面的な態度と、気持ちが別になっている」
という見方に変わっていき、私の「心」も変わっていったのです。
妻の言葉や態度はすぐに変わるわけではありません。
ただ、同じ態度でも私の妻に対する見方が変わっているので、
もう、目の前にいるのは「モラハラ妻」ではないのです。
「自分が守るべき、愛おしい妻」
になったのです。
私の心が変わったので、目の前の現実も変わっていきました。
まとめ
これが、私の経験を振り返って今感じる
妻を「モラハラ妻」にさせてしまった本当の理由でした。
「心が先、現実が後」
↓
奥さんへの見方が変わる
↓
心が変わることで、自分の発する言葉や態度が変わる
↓
変わった(変わろうとしている)夫の態度を感じて、奥さんが変わろうとする
ただ、くれぐれも
自己犠牲
になってはいけません!
自己犠牲の感覚に陥りそうになった時は、こちらの記事もぜひお読みください!
今日も最高の夫婦関係になるように、心から応援しています!