どうもこんにちは。シン・イクメン育成コーチのひなたです。さて、シン・イクメン道場、Day2ということでやっていきます。よろしくお願いします。

本日はひなたの夫婦関係の道のりということで、まずは私自身がどういった夫婦関係を歩んできたのか、どういうふうに夫婦関係が悪化していって、そこからどういうふうに改善できてきたのかということをお話ししていきたいと思います。

今日のお話を聞いていただくことで、一つの事例を知るということにもなりますし、そこから、様々な私が築いて実践してきた夫婦関係に関するヒントも散りばめながらお話をしていきますので、ぜひ、あなたご自身の夫婦関係に何か活用できるものがあれば参考にしていただければなと思います。

あと、私の人となりを知っていただきたいというのが一番の目的となっておりますので、ぜひ今日も最後までお付き合いください。

ラブラブ期

私は28歳で妻と出会って、29歳で、もう1年ぐらいで結婚まで行っているので、非常にテンポが良く、早かったですね。その時はお互いめちゃめちゃラブラブ、自分で言うのも恥ずかしいんですけれども、めちゃめちゃラブラブで、本当にこの人は運命の人だなと思っていたんですよね。これ以上の人はいないと。最高の彼女から最高の奥さんになってくれた。なんて俺はハッピーなんだと思っていたんですね。

結婚して、2年後には家も買って、その後また長男が生まれたり、そこぐらいまではですね、すごいトントン拍子というか、もう人生幸せだなーみたいな、なんて幸せなんだっていうふうに思ってたんですね。

下降期

そこから今度は下降期に入っていきます。だんだん関係が下がってくるんですけれども、そのきっかけというのはやっぱり長男が生まれた産後ですよね。産後からやっぱりどんどん下降していく時期に入っていきます。

当時私はですね、もともとバンドマンということもあって、お酒がとにかく大好き人間だったんですね。お酒がない人生は考えられないと思ってたぐらい、毎日お酒を飲む。別にアルコール依存症じゃないんですけど、お酒がない人生なんて彩りがないぐらいな感じで思ってたので、お酒大好きだったんですね。

産後2週間ぐらいのタイミングで会社で飲み会があるという誘いを受けて、妻はまだ実家で両親に助けてもらいながらいたんですけれども、妻は当然こんな時期に行かないでよみたいな感じで止めてくるわけですね。そこを私はもう振り切って、別にやましいことなんて何もないし、仕事でのコミュニケーションが大事だし、生まれてきた子供に対しても何もやましいことはないから、俺は行くよっていう感じで飲み会に行ったんですね。

そこら辺から妻は私に対して失望したらしいんですけれども、それは当然そうなんですが、そんな感じで、それだけじゃないんですが、そこをきっかけにだんだん信頼関係がなくなっていく。

とはいえ、私も一人暮らし長かったので、家事は頑張ってやろうと思って、妻もやっぱりなかなか思うように動けないし、授乳もあるし、寝不足だし、私は夜寝てしまうとなかなか起きれない立ちだったので、夜中のサポートもできなかったので、家にいるときは家事を頑張ろうということでやっていたんですが、やっぱり私の家事のやり方とか、なんで今そのタイミングでやってるのみたいな感じで、怒られることがだんだん増えてきたんですね。指摘をたくさん受けてしまうと。

そこには私としては、仕事から疲れて帰ってきた後もこんなに家事も頑張ってやってるのに、なんでそんな言い方すんのみたいな。せめてもうちょっと別の言い方あるんじゃないみたいな感じで、自分のエゴが出てくるわけですね。

どん底期

この状態、家事を頑張ってるけど、奥さんの気持ちが理解できてない状態っていうのを、今私は自称イクメンと呼んでいるんですが、当時はまさに私は自称イクメンだったんですよね。俺はこんなに頑張ってる。俺はやってる。一生懸命やってる。

夜9時ぐらいに帰ってきて、そこから夕飯作り始めて、その後洗い物して、洗濯干してとかやって12時に寝るみたいな。次の日も6時の電車に乗るみたいなことをやってたので、やっぱり自分はやってるっていう自負が強かったんですよね。でも妻からの指摘はどんどんどんどんエスカレートしてきついものになっていったというのが過去です。

そこからさらにどん底に一気に落ちていくんですけれども、私はまず仕事がさらに忙しくなって、毎朝4時半ぐらいに起きて6時の電車に乗って、夜の9時過ぎに帰ってきて、12時半ぐらいまで家事をひたすらやってみたいな感じの生活になっていたので、私もかなり精神的にも肉体的にも結構ピークだった、疲れが。

妻は妻で、産後クライシスからの育児疲労的な感じになってしまっていたので、お互いのことを敵だと思ってるような状態になっていったんですね。だから、妻としては何回も何回もこうやってよ、こうやってよって言ってることを、私はまた繰り返して同じミスをしてしまって、何回同じこと言わせるの?本当にバカなの?みたいなきつい言葉を浴びるようになって、なんなんだ、これって精神的な虐待じゃないか?みたいな感じで思っていたんですよね。

この辺が本当にどん底で、本当に不思議だったんですよ。あんなにラブラブだった僕たち夫婦が、なんでこんなにいがみ合って敵だとお互いのことを認知して、こんな毎晩毎晩喧嘩をしているんだろうっていうのが本当に不思議だったし、めちゃめちゃ苦しかったんですよね。

でも自分たちだけでは関係の修復はもう無理だというふうに諦めていたので、奥さんの両親に入ってもらおうかとか、奥さんの妹に入ってもらおうかとか、いろいろ考えたのがその時期でした。カウンセリングに行こうかなとか。でも結果、もう仮面夫婦でいいんじゃない?みたいな感じで。子供もいるし家もあるから、子供が成人するくらいまで外面だけ良くしたらこんな感じでいいんじゃない?みたいな。仮面夫婦宣言をしたのがこの時期でもありました。

転機

そこから今度は転機に入っていくんですが、私がそんな感じのどん底期を過ごしていたときに、先になんと私の両親が熟年離婚したんですね。私は長男なので、両親の離婚の最後のするしないの話し合いの時とかにも入って、お互いの話を聞いたりしてたんですけれども、その時母が語った内容というのは非常に衝撃的で、母が語ったのは30年前の父に対する不満を、まるで昨日のことのように、あの時お父さんは私に対してこう言ったんだ、こういうことをしたんだ、みたいなのを私に対して言ってたんですね。

それを聞いたときに、30年そんな感じでずっと不満を抱えて苦しみ続けて、いよいよ60歳過ぎて、本当に我慢できなくなっちゃって、パンと弾けて熟年離婚するってなって、母は一人暮らしになったわけなんですが、一人で生活すると。そういう人生って果たして本当に幸せなんだろうかというふうに、自分の両親を見て思ったんですよね。

その時にこれはちょっと自分も、自分たちも今何もしなければ同じ道をたどるなというのが分かっていたので、何とかしたいというふうに言い始めたのが一つのきっかけが、両親の熟年離婚でした。

あともう一つは、管理職になってから本をたくさん読むようになったんですね。その本の中に非常に夫婦関係に関するヒントが詰まっていたというか、私が読んでた本というのは別に夫婦関係とかパートナーシップに関する本では全然なくて、どちらかというと人生学とか自己啓発系の本とか、ビジネス書とか組織マネジメントとか、あと仏教の本とか、あと三国志とか、歴史物の小説とかも読みましたね。

そんな感じで、いろんな夫婦関係以外のジャンルの本から、なるほどと、だから自分は夫婦関係がうまくいかないんだというのがすごくよく分かったんですね。そのきっかけの一つが七つの習慣だったんですけど、七つの習慣という世界的なベストセラーの本があって、それが非常に大きな影響を与えてくれました。

そこで私は、かなり大きな決意をして、まずお酒をやめたんですね。大好きだったお酒をぱたっとやめたんです。これも、やっぱりお酒が夫婦喧嘩の原因になることが本当に多くて、すごくお酒にまつわるストレスっていうのがすごく多かったんですね。

修復期

お酒をやめたことで、一つやっぱり夫婦関係の中での喧嘩の原因っていうのがぱたっとなくなったので、喧嘩が物理的に減ってきたと。あと、私がもともとお酒大好きだというのは妻もよく知っていたので、そのお酒を私がぱたっとやめるというこの姿勢を妻は多分感じ取ったんだと思うんですよね。この人本気で何か変わろうとしてるんだなっていうのがここで伝わったと思います。

それで段々修復期に入っていくんですよね。物理的にも喧嘩がまず減っているので、普通のコミュニケーションが取れる機会が増えてくる。あとお酒をやめたので酔っ払ってる時間がない。これも大きかったですね。

そんな感じで夫婦の会話とか対話をちゃんとできる時間が増えていって、なんかちょっと関係が変わってきたと。で、2人目が欲しいという話までできるようになったんですが、その時妻はもう40歳だったので、なかなかもう高齢出産も高齢出産のピークはもう過ぎてしまってるので、自然妊娠っていうのがなかなか難しいという判断になって、そこから不妊治療に取り組もうということで。

不妊治療に取り組む時も、私としてはこれがうまくいってもいかなくても、夫婦にとっていい経験になるなというふうに思ったのでやろうというふうに私は思ったんですけれども。そんな感じで不妊治療に2人でチャレンジをして、最後の最後で途中コロナも流行ってしまったりして中断したりとか大変だったんですが、最後の最後で奇跡的に、本当に奇跡的にもうこれがダメだったらやめようっていうところだったんですが、次男が無事に妊娠してくれて、そのままちょっと1ヶ月ぐらい早かったんですが、少し早産で無事に生まれてきてくれたということで、今の家族構成になって、そこから長男の時は夫婦関係を相当こじらせてしまったんですが、そこからの経験があるので、次男の育児はまた長男の時とは全然違ったパートナーシップの中で行えているなという印象もありますし、その結果、今すごく幸せだなと思うことが本当に多いというか、日常に幸せを感じられる、そんな状態になっています。

現在

でもそんな私たち夫婦が今どういう状態かというと、毎日手を繋いで寝たりですとか、セックスレスが解消できたりとか、お互いにやりたいこと、私のこういった活動もそうですし、妻は妻でやりたいことがあって、それをお互いがちゃんと応援できる関係になっているとか、非常にいい関係になっているなというふうに思います。

やっぱりあの時のどん底のような悪化した夫婦関係にはもう絶対に戻らないという自信もあります。やっぱり多少喧嘩もしますし、言い合いもしますし、時には感情的になってしまうことも当然あるんですけれども、それでも過去のような悪化してこじらせてしまうということにはもうならないなというふうに思っています。

ちょっと長くなってしまいましたが、私の夫婦関係の道のりはこんな感じで、すごくラブラブな時があって、そこから徐々に落ちていって、最後どん底まで落ちて、でもそこから天気が変わって這い上がってきて、今幸せな状態になっているというのが私の夫婦関係の状態です。

なのでこれを聞いていただいているあなたも、今もし本当につらいタイミングかもしれません。本当にどうしたらいいかわからない。このまま離婚なのかな、いろんな不安があると思うんですけれども、改善できた私からすれば、必ず夫婦関係は改善できるというふうに私は信じています。

それを知っているか知らないかで、つらい苦しい夫婦関係を続けるぐらいなら、いっそやめてしまったほうがいいという考えももちろんあるのもわかりますが、私はそこから得られるものって本当にたくさんあるなと思っているので、この音声プログラムを通じて、あなたの夫婦関係を良くしていく、そんなヒントをお届けしたいなというふうに思っております。

すみません、相当長くなってしまいました。17分になってしまったので、明日からなるべくちょっと10分ぐらいにまとめていきたいなと思いますので、ぜひ明日もまた聞いていただけると嬉しいです。

本日のワーク

本日は自分たちのこれまでの夫婦関係の道のりをまず作ってみようということで、私がやったようにラブラブ期、下降期、どん底期みたいな感じで、まずご自身の夫婦関係の道のりというのをぜひ一度整理してみてください。そしてこれからあなたが今から先の未来にどういう夫婦関係の期間というか、修復期があって幸せ期があってみたいな、そういったイメージも作っていただくと、よりここから自分がどうしていきたいのかというのが見えてくると思いますので、ぜひそんなことを今日のワークではやっていただければと思います。

ではちょっと長くなりましたが最後までお付き合いいただいてありがとうございました。また明日お会いしましょう。今日も最高の夫婦関係になるようにあなたのことを応援しています。

シン・イクメン育成コーチのひなたでした。また明日お会いしましょう。さよなら。